専門看護師
専門看護師(Certified Nurse Specialist : CNS)とは、認定看護師と同様に日本看護協会が認定する看護師の資格の1つで、複雑で解決困難な看護問題を持つ人、家族、地域に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専門看護分野の知識及び技術を深めた看護師のことをいいます。
専門看護師は、1996年に初めて一人目が誕生したという、15年目の資格となっています。
専門看護師の担うべき役割としては、認定看護師が「実践・指導・相談」の3つだったことに対し、専門看護師の場合は「実践・相談・教育・調整・研究・倫理調整」の6点を担うとされています。
まず実践とは、患者さん個人や家族、また集団に対して、卓越した看護を実践するということを指しています。
そして相談とは、看護職を含むケア提供者全体に対して、コンサルテーションを行なうことです。
教育とは、看護職全体に対してケアを向上させるための、教育的役割を果たすことです。
調整とは、必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行ないます。
続いて研究とは、専門知識や技術の向上、開発を図るために、実践の場で研究活動も行ないます。
最後の倫理調整とは、患者さん個人や家族、また集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決を図るということになります。
これら6点の、専門看護師が担う役割を見てみると、専門看護師は患者さんを看護することだけにとどまらず、家族や集団を含めた広い範囲の視野を持ちながら、また他領域のケアに関わる人たちとの調整もするという、環境調整の責任も担いつつ、さらに自分の技術や看護師全体のレベルアップにもつながる研究も行なっていくという、非常に卓越した技術とレベルと知識が必要とされるということがよくわかります。
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